【銘柄診断】三井物産は個人投資家の割安買いが膨らむ、リバウンド局面は近い

2012年5月29日 16:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  三井物産 <8031> は3月19日の年初来高値1439円から整理に入っているが、5月25日には1092円まで売られた。高値からの下げ率は25%にも達しただけに、いつ底打ちからリバウンドに転じてもおかしくない。そうした展開を先取りしたかのようにここ個人投資家の参入が活発化している。

  前2012年3月期は鉄鉱石などの市況上昇が寄与して純利益は4345億円と前々期比41%増で、史上最高利益を確保した。鉄鉱石などの価格低迷で今2013年3月期は純利益4000億円と7%の減益見込み。

  ただ、これは前期の増額修正で比較水準が引き上げられたことによるもので、1株利益は218円と言う高さだ。

  従来の商社は資源価格が高値時に積極的な開発を行い、その後の商品市況下落時に業績が悪化するのが常だったが、今回はこれまでの積極的な投融資が来2014年3月期以降の業績向上に反映されてくる見通し。配当利回り5%、PBR0.9倍と投資指標は何もかも割安だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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