日産、中国・襄陽工場で2014年からインフィニティを生産

2012年5月28日 20:03

印刷

 日産自動車の中国における合弁会社である東風汽車有限公司(本社:湖北省武漢市、以下DFL)と襄陽市は、2014年より中国で生産するインフィニティモデル2車種を、DFLの襄陽工場(湖北省)で生産すると発表した。なお、襄陽工場で生産される2車種の車種名については後日発表を行う予定だという。

 DFLは襄陽工場へ20億人民元(3億1,500万ドル)を投資し、中国の顧客の需要増大に対応していく。襄陽工場では現在「ティアナ」と「ムラーノ」を生産しており、生産能力を現在の13万台から25万台にまで増強する計画。

 DFLの中村公泰総裁は、「インフィニティをDFLの襄陽工場で現地生産することは私たちにとって大きなマイルストーンとなる。これは、DFLがここ中国で、インフィニティのマザープラントである栃木工場と同等レベルの世界最高の品質を持ったラグジュアリーモデルを生産することができることを証明している」と述べている。

 また、日産(中国)投資有限公司のインフィニティ事業部総経理であるアレン・ルー氏は、「現地生産により、中国のお客さまにインフィニティモデルをより身近に感じて頂けるようになり、ブランド認知度も向上するだろう。中国での現地生産の開始が、2016年までにグローバルでの販売台数を50万台に増加させるという私たちの意欲的な目標を達成するための重要な一歩となることを確信している」と述べている。

関連記事