電動アシスト自転車をアシスト、ユニークな販促企画とは

2012年5月28日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 近年需要が伸び続けている電動アシスト自転車。4月からの新生活に向け2012年モデルの商戦が活発化、それに合わせた新商品なども数多く発表され、電動アシスト自転車市場がより一層活性化している。

 ヤマハ発動機は昨年末から今年にかけ、電動アシスト自転車の2012年モデルを相次いで発売。学生をメインターゲットにしたモデルや小径モデル、幼児同乗2人対応モデルなど、全22車種をラインナップしている。また、パナソニックサイクルテックからも内装8段変速を搭載した車種やカスタマイズ出来る車種などを発売、ブリジストンサイクルも幼児2人同乗対応車種やハンサムバイク「HYDEE.B」の新色を発売するなど、多種多様な電動アシスト自転車が見る人の目を楽しませている。多種多様な車種がラインナップする一方で、メーカー各社によるキャンペーンや販促活動も激化している。

 こうした中、ヤマハ発動機のウェブサイト製品ページでは「PAS激坂チャレンジ」という新企画が始まった。顧客満足度93%を誇るPASの実力、自慢のアシスト性能を実証しようと「PAS」のセールスプロモーション担当者が自ら体を張った新企画。第1回目では、日本一の急坂国道として有名な国道308号線の暗峠(くらがりとうげ)に女性社員が挑戦した模様が公開されている。全長250m・最大斜度26度、自動車でも苦労する激坂を、立ち漕ぎ・蛇行運転・足つきNGで登り切れるかにチャレンジ。普通の自転車で挑戦する男性社員との対比で、よりその性能の高さが強調されている。

 また、先日、第2回目の模様も公開された。第2回目の舞台は東京都豊島区の区道、都内で自動車が通行可能な道路としては傾斜・距離共に最急の1つに数えられるという「のぞき坂」である。今回は、PASの前かごに3kgの荷物、後ろのかごにも10kgのお米を乗せて、普通の自転車で挑戦する男性社員と競争する様が公開されている。

 乗れば分かる電動アシスト自転車の性能であるが、乗る機会がなければ伝わらないというジレンマがあった。その可視化に挑戦したこの企画は、公開直後から販売店や営業マンから「店頭で放映したい」という声が多数出ているという。こうした企画は、電動アシスト自転車が普及するにつれ、その車種の多様性と共に益々広がるであろう。その企画が、電動アシスト自転車の市場拡大をアシストする。今後、車種や性能の動向だけでなく、各社の販促アシストも注目を集めそうである。

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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