職場における非生産的な会話

2012年5月24日 20:03

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職場で頻繁に長時間過ごす人がいます。そういった人の友人は職場関係の人が大半になります。友人関係を築こうとしているときには、個人的な情報を打ち明けたくなるものです。

職場で頻繁に長時間過ごす人がいます。そういった人の友人は職場関係の人が大半になります。友人関係を築こうとしているときには、個人的な情報を打ち明けたくなるものです。[写真拡大]

 職場で頻繁に長時間過ごす人がいます。そういった人の友人は職場関係の人が大半になります。友人関係を築こうとしているときには、個人的な情報を打ち明けたくなるものです。しかし、「話し過ぎ (TMI: too much information) 」てしまうと、自分にとっても聞き手にとっても時間を非生産的に使ってしまうことになり、さらには仕事関係に悪影響を及ぼしかねません。

 誰もが友だちが欲しいと思っていながら、友達を作るには職場の外で過ごす時間が限られているという事実を考えれば、キツイことを言うと思われるかもしれません。しかし、デスクに顔を出してきたり、話かけてきたりする同僚を避けようとしていることがよくありませんか。それはどうしてでしょうか。

・その人たちは、あなたがまったく興味のない個人的な話を打ち明けてきませんか。
・その人たちの話はたいがい長くなりませんか。
・その人たちはあなたの仕事の予定を狂わせていませんか。
・何か親密な打ち明け話を聞いたら、その人たちに対する見方が変わりませんか。

 誰に対しても気さくに振る舞うのと、自分自身や家族について個人的な話を打ち明けるのとは別のことです。たとえ、自分も聞き手もお互いのことを良い友人だと思っていても、周りの誰かがその会話を聞いてしまっていることはないでしょうか。ある種の会話を耳にしてしまったら、その人たちはあなたを違う目で見るようになるかもしれません。

 これは、フェイスブックやツイッターに上司や将来の雇用者に見られなくない写真やコメントを投稿するのと同じようなものです。こまごまとした個人的なことは職場に持ち込まないようにしましょう。その理由を下に書いておきます。

1.できるだけ効率よく仕事を終わらせることができなくなるため、友人との時間が持てなくなります。
2.礼儀正しすぎて何も言うことができない人や、たんにあなたを避ける方法がわからない人に時間を取らせている恐れがあるからです。これはあまりよい働き方とはいえません。
3.自分のプロとしてのイメージに傷をつけているかもしれないからです。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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