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【銘柄診断】フェローテックは連続大幅減益が響く、期待は太陽電池の買取実施
フェローテック <6890> (JQS)が安値更新へ大きく売り込まれる展開を余儀なくされている。5月11日に前2012年3月期の営業利益が従来の52億円から41億円(前期69億3100万円)へ引き下げられた。
さらに、5月18日に今2013年3月期の営業利益について、12億円と前期比70%の大幅減益見通しが明らかになり、見切売りがかさむ展開となっている。
半導体製造装置や液晶パネル等のFPD製造装置向けの真空シールの売上げが低迷、太陽電池関連事業も太陽電池パネルの在庫増で需給が緩和、利益ダウンにつながっている。今3月期については、営業利益は前半の4億円の損失に対し、後半は16億円の利益計上と後半にかけての回復が想定されている。
7月から始まる再生可能エネルギーの全量買い取り制度において、経済産業省の「調達価格等算定委員会」が太陽光で発電した電気の買い取り価格を1キロワット時当たり42円とする方向が明らかになり、太陽電池関連株の環境は明るくなってきた。
2011年3月期には69億3100万円を計上していた営業利益は今3月期には12億円に急減する。早期の鋭い収益回復がないと株価も弱い展開を抜けきれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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