【銘柄診断】日本プロセスは各システム分野で受注拡大が続き受注残高は増勢

2012年5月21日 17:15

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本プロセス <9651> (JQS)は年初来、800~850円のボックス圏内の動きを続けている。制御システムでは、火力発電所向け監視・制御システムが好調なほか、産業・公共システムも自動改札の改造案件や非接触ICカードのシステム開発を受注するなど順調に推移している。

  さらに、ITサービスでは、検証業務はこれまで内製化を進めていた顧客からの発注が戻り始め、構築業務は顧客ニーズに沿った構築支援業務に軸足を移し、引き合いが増加している。

  今2012年5月期は営業利益2億6000万円と前期比11%増益が見込まれている。また今5月期第3四半期の受注残高は制御システム、産業・公共システム、ITサービスの好調などにより前年同期比28%増の高い水準に積み上がっている。

  受注動向から見れば、来2013年5月期の見通しも明るい。しかし、株価のPBRは0.6倍と評価不足が目立つ水準にとどまっている。市場の認知度がアップし、商いが盛り上がれば割安訂正の動きが強まりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【銘柄診断】東京エレクトロン デバイスは増益転換、投資指標はことごとく割安(2012/05/21)
【注目銘柄】富士通ゼネラルは夏の節電人気先取りで連続最高純益を買い直し高値更新(2012/05/21)
【銘柄診断】東京エレクトロン デバイスは増益転換、投資指標はことごとく割安(2012/05/21)
小津産業は来期も利益続伸が有力に、アグリ分野の展開が期待材料(2012/05/21)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事