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【今日の言葉】電力会社に代わりうるかエネット
『電力会社に代わりうるかエネット』=東京電力 <9501> が家庭向け電力料金値上げを申請した。平均で10.28%、今年7月1日の予定という。「いきなり原発がダメになって、火力発電コストが圧迫しているから、国民は一度だけなら値上げを飲むのではないだろうか」(中堅証券)。指摘される通り、問題は値上げが1度で済むのか、2度、3度と続く心配はないのか。仮に継続するようなら他の企業が存在感を強めることが予想される。
たとえば、「エネット」という会社が東京港区にある。エネルギーとネットワークを組み合わせて付けた社名。NTTファシリティーズ、東京ガス <9531> 、大阪ガス <9532> が出資、資本金は63億円。ことし7月で設立して満12年となる。天然ガスの発電所を持ち、北陸、四国、沖縄を除く全国の学校、公共、商業施設や工場など約7000社へ供給している。供給量は年間で300万KWという。
今後、原発再稼動ができなくなれば、こうした新規供給事業者と電力会社の経営力競争になってくる。これまで、わが国では、どちらかと言えば「ガス」よりも「電力」が上に見られてきた。それが変わろうとしている。ここにも時代の大きな変化が感じられる。
とくに、NTT関連の情報産業が絡んでいることも時代的象徴である。「電力会社に代わりうるかエネット」、というところに来ている。案外、エネット上場は早いかもしれない。そうなれば、個人投資家も東京電力など電力株で被った損を取り返すチャンスとなるかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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