【銘柄診断】第一カッター興業は今期増額もまだ不十分、復興需要増の恩恵享受

2012年5月6日 10:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  第一カッター興業 <1716> (JQS)は3月8日に昨年来高値水準に買い進まれた。高値示現後は利食いの売りが先行するためそれなりの押しを入れるのが通常のパターンなのだが、その売り物を吸収する力強い買いが入っている。

  震災復興の需要の恩恵を受け業績が好調に推移していることが背景。震災復旧支援に関連した受注が当初の見込みより増加したことなどから今2012年6月期の営業利益が当初の2億7800万円から3億9800万円、前期比95%増へ大幅に増額された。しかし今6月期12月中間決算では営業利益3億700万円を確保済みで、通期業績に対する進捗率は77%にも達している。

  被災地など震災復興の建設関連需要が伸びているほか、震災を契機に耐震補強工事や高速道路、橋梁、電鉄の補修工事も好調に推移している。震災関連の需要については今6月期よりは来期に需要が本格化することが予想される。

  株価は今6月期の増額、来6月期の続伸を読み込み始めている。今6月期の再増額でも具体化すれば、株価も再び上昇エンジンを点火する可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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