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オリンパス、子会社3社を解散 債権合計171億円が取立不能に
オリンパスは27日、連結子会社であるアルティス、ヒューマラボおよびNEWS CHEFについて、3社の各事業から撤退し、その後速やかに3社を解散することを決議したと発表した。
オリンパスは3社の事業方針について、オリンパスグループ内部での事業承継及びオリンパスグループ外部への事業譲渡の可能性を検討してきたが、検討を重ねた結果、各社の採算性の観点から、オリンパスグループ内部での事業承継は不可能であるとの結論に至った。
これにより、オリンパスの取締役会は、新体制への移行に伴いオリンパスグループの事業再編を推進すべく、3社の各事業から撤退するとともに、オリンパスグループ外部への事業譲渡および資産譲渡の可能性を検討していく方針とすることの目途がつき次第、速やかに3社を解散し、2013年3月ころまでを目処として清算する方針とすることも併せて決定した。
今回の決定に伴い、解散する子会社3社に対する貸付金等債権合計171億円について、取立不能となるおそれが生じることとなった。これについてオリンパスでは、2012年3月期第3四半期までに貸倒引当金156億円を計上済み。なお貸付金等債権合計171億円の内訳は、アルティスに対する貸付金50億円、ヒューマラボに対する貸付金56億円、NEWS CHEFに対する貸付金65億円。いずれも解散に関連する新たな貸付および費用を含む。また、子会社3社の解散に伴う2012年3月期の損失見込額は単体・連結ともに19億円であり、これによる業績への影響は軽微だという。
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