スズキ、北京モーターショーに「G70」など2台のコンセプトカーを出展

2012年4月23日 16:13

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「G70」(画像:スズキ)

「G70」(画像:スズキ)[写真拡大]

  • 「スイフト・レンジ・エクステンダー」(画像:スズキ)

 スズキは23日、北京モーターショーに、スズキの合弁企業である「重慶長安鈴木汽車有限責任公司」(長安鈴木)と共同で出品すると発表した。出品車両は、2012年3月に開催されたジュネーブモーターショーに続き、「G70」と「スイフト・レンジ・エクステンダー」のコンセプトカー2台に加え、長安鈴木で生産する四輪車をはじめ市販車10台の出品を予定している。

 「G70」は、軽量化と空力性能の追求により超低燃費を実現する、次世代グローバル・コンパクトカー。730kgという車両重量の軽量化や空力性能の向上を行い、更に800cm3ターボチャージャー付直噴ガソリンエンジンや減速エネルギー回生機能付アイドリングストップシステムを搭載することで、ハイブリッドカー並みの低燃費と低排出をガソリン車で実現している。

 「スイフト・レンジ・エクステンダー」は、買い物や送迎など日常の利用に焦点を当てた生活密着型EVとして、満充電で約30km走ることができ、軽自動車用エンジンを発電機として使用することで、バッテリー残量が低下した場合でも、発電用エンジンで発電した電力でバッテリーをチャージしながら走行できる電気自動車。

 スズキは、2011年の中国での四輪車販売台数が過去最高の30万台を記録し、今後も中国での成長を確かなものとするべく、四輪車の生産販売合弁会社「重慶長安鈴木汽車有限公司」の生産能力を早期に50万台体制にしていく方針。

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