トヨタ、ロシア工場を9月より2直稼働へ 生産能力を倍以上に増強

2012年4月20日 18:23

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 トヨタ自動車は20日、同社のロシアにおける車両生産会社であるトヨタ・モーターマニュファクチャリング・ロシア(以下、TMMR)が、今年9月より2直稼働を行うと発表した。2直化に伴う新規雇用は約600人で既に採用を開始している。2直稼働の開始時には従業員数は約1750人となる見込み。TMMRでは現在2万台/年程度を生産しているが、5万台/年に生産能力を増強する。生産車種は「カムリ」。

 TMMRの松永良典社長は、今回の決定について、「2直化は我々にとって大きな一歩。従業員の真摯な品質の造り込みにより、ロシアで生産しているカムリがロシアのお客様から信頼と高い評価をいただいた結果。TMMRがサンクトペテルブルク市の雇用、そして経済に貢献できることを嬉しく思う」と述べている。

 なお、TMMRは、持続的な市場の成長が期待されるロシアにおいて更なる現地化の推進を図るべく、2014年内を目処にプレスおよび樹脂成形の工程を追加する計画をすでに発表している。

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