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パナソニック、欧州市場にLED電球を本格投入へ
LED電球クリア電球タイプ40W形相当タイプ 欧州向け(画像:パナソニック)[写真拡大]
パナソニックは16日、今年7月からLED電球クリア電球タイプ40W形相当タイプを欧州市場で発売すると発表した。欧州市場への本格参入により、欧州でのLED照明(ランプ・デバイス)事業の売上を、2015年度150億円(2010年度比約5倍)に拡大。照明器具事業なども含むグローバルのLED照明事業全体で、2012年度1,000億円、2015年度2,000億円以上の売上とグローバルシェア10%を目指す。
パナソニックは、欧州コンシューマー市場へのLED電球の本格投入により、LED照明事業のグローバル展開を強化。さらに日本で培った業界をリードする最先端のLED照明技術をベースに、欧州でのLED照明(ランプ・デバイス)事業を拡大する。2012年度中に、一般消費者や法人施主向けのLED電球と、照明器具メーカー向けのLED照明デバイスなどの品揃えを大幅に拡充する方針。
環境意識の高い欧州では白熱電球の段階的撤廃がなされており、今後照明のLED化が加速することが見込まれている。パナソニックが昨年7月から欧州で一部販売開始したLED電球クリア電球タイプ20W形相当タイプは、白熱電球のクリア電球の大きさ、形状、光源の位置、光の色、明るさ、配光にこだわり、パナソニック独自の光拡散・放熱技術でクリア電球のようなきらめくあかりを実現しているため、ドイツのデザイン賞などで高い評価を得ている。
そこで今回パナソニックは、好評のLED電球クリア電球タイプに、40形白熱電球と同等の明るさの40W形相当タイプを新たに追加。形状がクリア電球に極めて近く、従来光源からLEDへの置き換えが違和感なくできるのがメリット。さらに2012年度中に欧州市場でのLED電球の品揃えを大幅に拡充する。一般消費者やホテル・レストランなど法人施主に向けた販売を強化し、欧州の省エネに貢献していく。
また、LED照明デバイスでは、日本の照明器具市場で好評の光も影も美しい集積型LED「ワンコア(ひと粒)タイプ」を扱いやすいLED照明ユニットとして2012年4月より欧州市場に投入する。2012年度中にその他LED照明デバイスを含む従来比2倍の品揃えが実現。フォスロ・シュワーベ ドイツ有限会社から欧州の照明器具メーカーに向けた販売を強化する。また有機EL照明デバイスも、欧州の照明器具メーカーに向けて提案していく。
なお、パナソニックは、ドイツ・フランクフルトで開催中の世界最大級の国際照明・建築技術専門見本市「Light+Building(ライト・アンド・ビルディング)2012」(会期:2012年4月15日~20日)に出展し、LED電球、LED照明デバイス、有機EL照明デバイスなどを展示している。また、イタリアミラノで開催されている世界最大級の国際家具見本市「ミラノ・サローネ」にあわせ、ミラノ大学内でも同製品群を使った空間デザイン展示をしている(展示期間:2012年4月16日~30日)。
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