トヨタ、エジプトでSUV「フォーチュナー」組立のラインオフ式を実施

2012年4月9日 22:11

印刷

 トヨタ自動車は9日、同社と豊田通商及びエジプトの現地販売代理店であるToyota Egypt S.A.E.(トヨタエジプト)の合弁会社であるToyota Motor Engineering Egypt S.A.E.(以下、TMEE)が、現地時間4月9日10時半(日本時間17時半)より、車両組立委託先であるArab American Vehicle Co.(以下、AAV社)の工場にて、SUV「フォーチュナー」組立のラインオフ式を実施したと発表した。

 式典で豊田通商の加留部社長は、「トヨタの部品製造に関する基準を満たすために各サプライヤーの皆様には数々のチャレンジをお願いした。このチャレンジ無くしてこの組立プロジェクトは実現できなかった」と語り、トヨタの井上専務役員は、「地元政府およびサプライヤーの皆様など関係者の方々には、プロジェクト当初から多大なご支援ご尽力を 賜り、心より感謝申し上げたい。エジプトは大変ポテンシャルのある市場の一つ。エジプトの自動車産業に寄与し、経済の発展に貢献できるよう努めていきたい」と述べた。

 AAV社での「フォーチュナー」の組立は年間3,000台程度を計画している。TMEEは、SUV「フォーチュナー」の組立委託を行うとともに、車両の品質管理、需給管理、物流等のマネジメントを行っていく。

 なお、トヨタは1979年からトヨタエジプトを通じ、同国への輸出・販売を開始し、昨年は約1万台の車両を販売した。

関連記事