トヨタ、グローバルでIMV販売累計500万台を達成 新興国で販売伸ばす

2012年4月6日 16:37

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 トヨタ自動車は6日、IMV(Innovative International Multi-purposeVehicle)のグローバルでの販売累計が、3月末に500万台に達したことを発表した。IMVプロジェクトでは、世界の顧客により魅力的な商品を低価格で迅速に提供するため、「需要のある地域で生産」の方針のもと、グローバルで効率的な生産・供給体制を構築してきた。

 IMVは、2004年に140カ国以上の市場に導入することを前提に開発されたピックアップトラック3車型、ミニバン、及びSUVで構成されており、現在11の国・地域で生産されている。その中でタイ、インドネシア(アジア)、アルゼンチン(南米)、南アフリカ(アフリカ)の3大陸・4拠点をIMVのグローバル向け供給拠点と位置付け、アジアをはじめ、欧州、アフリカ、オセアニア、中南米、中近東に供給。また、主要部品については、ディーゼルエンジンをタイで、ガソリンエンジンをインドネシアで、トランスミッションをフィリピン及びインドで生産し、車両生産国に供給している。

 トヨタは「トヨタグローバルビジョン」において、新興国を重点取組み分野の一つとして位置付けており、今後、新興国における現地生産コアモデル強化により販売を伸ばし、2015年を目処に、トヨタの全世界の販売における新興国の比率を現在の4割から5割とすることを目指している。

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