日産、「NV200」次世代ニューヨーク市タクシーを世界初公開

2012年4月4日 15:35

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「NV200」次世代ニューヨーク市タクシー(写真:日産自動車)

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 日産自動車は3日(米国現地時間)、60万人のニューヨーカーが毎日利用するニューヨーク市イエローキャブの次世代モデルを、4月4日より公開すると発表した。2012年ニューヨーク国際自動車ショーに先駆け、ニューヨーク市内で開かれるイベントにおいて、日産のゴーンCEOがニューヨーク市関係者とともにその世界初披露を行う。

 同イベント後、「NV200」次世代ニューヨーク市タクシーは、ニューヨーク国際自動車ショーに展示され、ニューヨーカーや世界中からの来場者にその姿を披露する。同自動車ショーは、会場となるジェイコブ・ ジャビッツセンターで4月6日から15日まで開催される。

 日産のゴーンCEOは、「日産の『NV200』次世代ニューヨーク市タクシーにて、ニューヨークにおける都市型モビリティーの新たな時代の幕開けをお伝えできることを誇りに思う。『NV200』次世代ニューヨーク市タクシーは、日産の商用車ビジネスにおけるグローバルな経験をベースとし、ニューヨーク市のタクシードライバーや利用者による改善要望を反映してデビューする。これまでにないレベルの革新性と快適性を、ニューヨークの日々60万人の利用者にお届けすることになる」と述べた。

 日産「NV200」は、2年間に渡る非常に厳格な選考を経て、昨年5月、2013年後半から導入される専用の次世代ニューヨーク市タクシーとして、タクシー・リムジン協会(TLC)により選定された。車両の仕様設計に関しては、日産とTLCによる協議に、クーパーハイアット国立デザイン美術館、公共スペースとスマートデザインにおけるデザイントラストの2団体が参画している。

 ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長は、「ニューヨーク市全体でタクシーが一つのスタンダードなものになることは、タクシーオーナーおよび利用客にとり有益なことだ。ニューヨーク市専用設計となる日産『NV200タクシー』は、全米最大の車両数を誇るニューヨーク市のイエローキャブに新風を送り込み、あらゆる関係者が重視する、効率性、耐久性、快適性を兼ね備えたものとなるだろう」と語った。

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