【銘柄診断】古河電気工業は先高感を背景に信用買い残が増加、株価の足かせに

2012年3月31日 19:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  古河電気工業 <5801> は2月27日の戻り高値246円からの調整場面。今2012年3月期の第3四半期累計決算において営業利益を170億円から125億円(前期351億4400万円)に減額修正した。これで3回目の下方修正となる。

  今3月期については当初310億円の見通しでスタートしただけに、その落ち込みの大きさは歴然としている。ただ今回の減額修正は株価の戻りにはほとんど影響がなく、株価は悪材料出尽くしから来2013年3月期の好転を評価する動きとなっているようだ。

  中国など新興国の伝送インフラに対する需要や、エレクトロニクス・自動車向けの高機能素材の需要は、今後も増加が見込まれており、これらの海外需要を取り込むことで、2013年3月期以降は増益が続くとの見方が強い。

  そうした先高感を支えに信用買い残が大きく増加、株価の足かせになりつつあり、ある程度の減少が見えるまでは大きくは動きにくいかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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