【銘柄診断】イー・ガーディアンは業績不調で相場は低迷、支援材料も見えない

2012年3月28日 10:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  イー・ガーディアン <6050> (東マ)は底値圏での展開を続けている。本日(28日)の株価は24円高の1175円まで上げて4営業日ぶりの反発となっている。

  今2012年9月期は営業利益3000万円と前期比83%の大幅減益が想定されており、こうした業績低迷が株価の長期低迷相場の要因である。そして、今9月期第1四半期の業績は営業利益が1400万円、前年同期比80%減と低調なスタートとなった。

  同社はブログやSNS、インターネット掲示板などのインターネット媒体を運営する顧客に対し、投稿内容の監視を行う投稿監視業務を提供しているが、大口客との取引が縮小している。投稿監視業務の伸び悩みを、ソーシャルゲームの問い合わせ対応業務などの拡大で補い、増収は確保したが、監視業務の拡大に先行して増強した人員や、監視センター増床・新設による費用増が負担となり利益率は大きく悪化した。

  SNSの市場拡大という状況にはあるが、大口顧客の獲得などがないと、業績の本格浮上は難しそう。株価を刺激する材料難の様相が強く、もみ合い継続の方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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