【銘柄診断】KLabは成長織り込み相場は一巡、信用買い残の急増も足かせに

2012年3月24日 18:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  KLab <3656> (東マ)は底値探りの低調な展開となっている。ソーシャルゲームの開発が主力のため、ソーシャルゲーム関連株の人気化を受け昨年10月28日に1100円の高値まで買い進まれた。

  今2012年8月期第1四半期の業績は、営業利益10億円となった。前年同期は四半期財務諸表を作成していないため比較はできないが、前8月期の9億6200万円を既に超過していることで好調は明らか。既存タイトル、新規投入タイトルがともに好調を維持していることが要因で、2月中間決算も営業利益20億円(前年同期1億5400万円)と好調を持続する見込み。市場が期待したシナリオに沿って成長が続いている。

  しかし、株価はまったく反応せず、むしろここへきて下げが加速している状態だ。ソーシャル関連株全体の低迷のほか信用買い残も年初の34万株から3月16日現在で274万株へ急増している。

  押し目買いがすごい勢いで流入していることが伺えるが、それがまた株価の戻りの足かせになっている。当面はなお低迷場面が続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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