【銘柄診断】セラーテムテクノロジーは社長逮捕で急落、事態を見守る展開に

2012年3月24日 13:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  セラーテムテクノロジー <4330> (JQS)が急落場面を強いられている。複数のメディアが2月26日付で「セラーテムテクノロジーが09年に中国の環境関連会社を買収した際に実施した第三者割当増資が架空だった疑いがあるとして、証券取引等監視委員会は金融商品取引法(偽計)の疑いで同社社長らを強制調査した」と報じたことを受け、売りが殺到。

  さらに3月6日、同社の池田修代表取締役社長などが金融商品取引法違反(偽計)の容疑で逮捕され、大証が同社株を「監理銘柄(審査中)」に指定するなど相次ぐ悪材料が下げを加速している。

  介護事業者向けビジネスポータルサービスで会員事業所数が増加、看護師・看護学生向けコミュニティサービス「ナース専科 コミュニティ」の会員数も増えているため、今2012年3月期は営業利益15億400万円(前期比1%増)と順調な収益確保が予想されている。

  ただ、これも今回の事件前の見通しで、事態急変を受け先行きは流動的になりつつある。今後の見通しがはっきりするまでは株価も波乱場面を余儀なくされそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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