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【銘柄診断】近畿日本鉄道は逆日歩発生が株価を刺激、買い戻し一巡後には注意
記事提供元:日本インタビュ新聞社
近畿日本鉄道 <9041> は1月24日の290円を目先底に出直りを鮮明にしている。直近の信用残の動向を見ると売り残533万株に対し、買い残が54万株。信用倍率が0.1倍とやや異常な状態。
同社の場合こうした状況が恒常化しているが、こうした不自然な取組みは売り方の主力が外国人のファンドなど特殊な主体で占められていることによる。彼らの借株の決済は3月に行われることが多く、そうした返済のための買い戻しが進んでいるようだ。日証金では連日逆日歩が発生していることも目先筋の買いを引き付ける要因になっている。
東日本大震災による出控えなどの影響はあったが、マンション販売の増加やコスト削減もあり今3月期は営業利益400億円(前期399億円)と横ばいの見込み。PER65倍、PBR3.5倍と株価に割安感はない。特殊な買い戻しが一巡した後は調整色の強い相場になりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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