【話題】「タイヤ4銘柄」そろって昨年来高値更新、自動車回復で走る

2012年3月15日 11:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■06~07年高値比較で微妙な開きも

  「タイヤ株」がそろって、昨年来高値を更新。横浜ゴム <5101> は12円高の604円と2008年9月以来の600円台乗せ。東洋ゴム工業 <5105> は4円高の245円、ブリヂストン <5108> は29円高の2086円、住友ゴム工業 <5110> は15円高の1125円と、いずれも昨年来高値を更新している。

  関連の深い自動車産業が、東日本震災の影響から抜け出し回復に向かっていることから、タイヤ各社の株価もこのところ堅調な推移だった。とくに、今朝は、ホンダ <7267> のタイ現地工場生産再開が報道され、ホンダ株の急伸が刺激となった。

  振り返ってみると、タイヤ株各社は2006~2007年に高値をつけている。上記4銘柄の株価順位は、2006~07年当時と現時点も同じ順番。ただ、当時の高値に対する現在株価の水準ということでは違いがみられる。

  横浜ゴムは2007年高値に対し現在は約64%、東洋ゴムは2007年高値に対し約36%、ブリヂストンは2006年高値に対し約71%、住友ゴムは2006年高値に対し約64%という位置にある。

  株価の評価には業績・将来性・人気性など様々な要因で形成される。短期的には、マーケット特有の比較・出遅れ感から、2006~2007年の株価に比べ現水準の低い銘柄に目が向くものとみられるが、基本はやはり業績がしっかりして、将来性のある銘柄が注目されるものとみられる。この点は、タイヤ株だけでなく今後のマーケットを見るうえで大切なポイントだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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