ホームレスをWi-Fiホットスポットとして利用する試み

2012年3月13日 18:56

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 テキサス州オースチンで開催中のイベントSouth by Southwest(SXSW)のインタラクティブコンベンションにて、広告代理店のBartle Bogle Hegarty(BBH)がホームレスシェルターを提供するFront Steps Shelterと提携して、ホームレス生活者らをWi-Fiホットスポットに利用したチャリティーが行われているとのこと(本家/.WIRED記事)。

 同シェルターのホームレスに4GモバイルWi-Fiルーターを携帯させてWi-Fiホットスポットにし、Wi-Fiを利用するSXSWi参加者に対して寄付金を募るというものである。表向きには寄付金の「金額は各人が決める」というになっているようだが、 推奨金額は15分間の利用で2ドルとのこと。寄付金は全額Wi-Fiサービスを提供したホームレスが直接受け取ることになっている。

 これまでホームレス生活者らは新聞を売ることで収入を得ていたのだが、デジタルメディアの普及によって新聞販売は減少傾向にあるという。このためBBHは新聞販売の代わりとなるデジタルサービスの提供を提案しており、この「ホームレス・ホットスポット」が成功モデルとなることを期待しているとのこと。

 スラッシュドットのコメントを読む | ネットワーク | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
アサヒ飲料、公衆無線LAN機能付き自動販売機の展開を発表 2011年12月29日
セブン&アイ、無料の公衆無線LANサービス「セブンスポット」 を開始 2011年12月06日
山手線車内にWi-Fi試験導入 2011年09月07日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事