【銘柄診断】成学社は大阪の教育力向上方針を背景に生徒数拡大の恩恵を受ける

2012年3月13日 12:55

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  成学社 <2179> (JQS)が戻り相場の勢いを強めつつある。今2012年3月期の第3四半期累計決算は営業利益7億700万円を確保した。前期は決算期変更に伴う10ヶ月決算であったので比較数値がないが、前期の通期利益6億1700万円を既にクリアーしていることを踏まえれば、好調な決算を歩んでいると言える。

  同社は大阪府を中心とした近畿圏で学習塾を展開しているが、現橋下大阪市長が府知事時代に教育力向上方針を打ち出したことの影響もあってか、昨年11月末時点のグループ塾生数は2万2645人と前年同月比2586人増えている。

  今3月期第3四半期累計決算で営業利益7億700万円を確保しているにも関わらず、今3月期の通期見通し4億6600万円を据え置いた。決算期末に向け生徒数が減少するにしても、見通しがやや保守的で、市場も増額への期待に目を向けているニュアンスだ。前期は東京へ進出、その効果なども加わり、来2013年3月期も好調持続が見込まれる。もう一段見直し買いの輪が広がる可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集】底値圏のマーケットで注目される「高配当利回り銘柄」(2012/02/28)
【特集】「小売(総合スーパー・大手コンビニ)関連」(2012/01/23)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事