【銘柄診断】カルビーは米国、中国など海外展開の早期の収益化に期待が強い

2012年3月11日 17:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  カルビー <2229> は昨年9月21日に3950円の上場来高値に買い進まれ、その後も高値圏で強調展開を続けている。

  米国中心に海外展開を積極化、今後の強力な成長ドライバーになるものと期待されており、それが株価を高めにサポートする強力な要因になっている。そうした中で今2012年3月期の第3四半期の累計営業利益が86億6900万円と前年同期比4%減となり、足元の弱さが上値トライを阻む要因になっている。

  ただ、震災の影響を受けた9月中間決算に比べ、スナック菓子「じゃがりこ」の季節限定フレーバー発売や海外での販売チャネル拡大で第3四半期の収益は好転している。

  今3月期通期では営業利益110億円と前期比2%増の見込み。PERが20倍と比較的高めに買われている要因である北米、あるいは中国展開など海外の収益貢献が早期に望まれるところだろう。そこらあたりがはっきり収益に反映される局面で株価に動きが出ることになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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