【銘柄診断】ベスト電器は業績建て直しが急務に、底流には業界再編の思惑も

2012年3月5日 21:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ベスト電器 <8175> は今年1月18日に底入れと調整に長い時間がかかり、そこからの戻りもいまひとつ鈍い。

  前2012年2月期第3四半期累計の営業利益は27億7600万円と前期比42%の大幅減益に見舞われ、前2月期通期でも営業利益43億円と前期比37%の大幅減益となった模様だ。

  昨年7月のアナログ停波以降テレビの落ち込みが続いていることが響いている。今2月期についてもテレビの低調、エコポイント特需剥落などにより連続減益が想定される状況だ。そうした事態を踏まえ、海外事業ではASEANエリアへ経営資源を集中している。

  家電量販店の中では海外展開で先行しており、ここらあたりが収益を押し上げるようだと先行きの見通しに明るさが出てくる。また生き残りをかけ家電量販店業界では再編への思惑が高まってきている。

  同社の1株当たり純資産は511円。これに対し株価は210円台と、買収などの対象になりやすく、ここらあたりが思惑を呼び込む可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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