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【銘柄診断】大盛工業は特別損失が発生の懸念も、投資指標は割高水準を示唆
記事提供元:日本インタビュ新聞社
大盛工業 <1844> (東2)が戻り足を強め、昨年3月の高値を更新している。東証2部株指数が連騰を続けるなか、出遅れ狙いの買いが流入してきているようだ。
今2012年7月期第1四半期の営業利益は500万円の損失(前年同期8900万円の損失)となった。主力の上・下水道の施工では公共投資の縮減による落札価格が低下傾向にあるため、技術力の向上による他社との差別化では吸収できなかった。
今7月期通期では営業利益2900万円(前期2億2300万円の損失)と黒字浮上を想定している。黒字は2007年7月期以来、5期ぶりの黒字となる。ただ、同社の工事に対し東京都水道局から瑕疵が指摘され、補修費用2億2720万円を請求されており、その決着いかんではかなりの額の特別損失が発生する可能性もある。
無配が継続中のほか、PBR308倍、PBR2.2倍と指標面では投資妙味に乏しいと言わざるを得ない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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