IUCN、選択的漁獲は逆効果とする研究成果を発表

2012年3月4日 11:45

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記事提供元:スラド

ultrageek 曰く、 国際自然保護連合(IUCN)漁業専門家グループの研究によれば、水産資源の保護につながると考えられてきた「選択的漁獲」が逆効果となり、環境や生態系などに悪影響を及ぼすとのことだ。論文は3月2日付のScience誌に掲載された(論文の概要IUCNのニュース記事水産総合研究センターのプレスリリースYOMIURI ONLINEの記事)。

これまで数世紀にわたり、成長した個体に集中して漁獲する「選択的漁獲」が漁獲高の向上をもたらし、環境への影響を低減させると考えられてきた。しかし、成長した個体は種の再生産に貢献するため、これらを取り除くことは環境の構造や機能を変化させることにもつながり、生態や進化に対する副作用もみられるとのこと。これに対してIUCNは、すべての食用可能な種や個体を生産量に応じて漁獲する「バランスの取れた漁獲」を提案している。論文では全世界から36の生態系モデルについて選択的漁獲の比較分析を行い、多様な種と個体の大きさに分散して漁獲を行うことで、生態系の生産能力を最大限に活用できることが示唆されたという。

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