【銘柄診断】フジッコは今3月期増額修正が有力、順調な戻りを見せる

2012年3月4日 21:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  フジッコ <2908> (東1)が昨年12月19日の932円を底値に順調な戻りを見せている。

  今2012年3月期の第3四半期累計の営業利益は33億2700万円と前年同期比11%増えた。製品別では、新製品「しじみ生姜こんぶ」の市場投入などで「ふじっ子煮」が堅調に推移した昆布製品、包装惣菜「おかず畑」が好調だったそう菜製品、「カスピ海ヨーグルト」が伸長したデザート製品などが収益を押し上げた。

  今3月期通期では営業利益33億5000万円と前期比1%増の従来予想を据え置いた。第3四半期までの営業利益の進捗率は99%に達しており、最終的に上振れての着地が有力になっている。新メニュー提案などで拡販を続けているが、中期的には佃煮・煮豆に続く新たな柱の確立が求められるところだろう。

  円高のあおりを受けた内需株指向の流れから出遅れ人気が回ってきた形で、円高一巡から相場の流れが変わりつつあるだけに、ここからの上値は重くなりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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