【銘柄診断】日野自動車は第４四半期以降収益が急上昇、来期は最高益更新狙う

　　日野自動車 <7205> が新値圏を着実に駆け上がっている。今２０１２年３月期第３四半期累計の営業利益は２０１億８８００万円と前年同期比１３％減に見舞われた。

　　東日本大震災やタイの洪水などが響いたもの。こうした中、今３月期通期については営業利益３５０億円と前期比２１％増益の見通しを据え置いた。これでいくと第４四半期の営業利益は１４８億円と第３四半期の５２億７６００万円から急向上する予想だ。

　　株価はこの延長線上で、来２０１３年３月期の大幅続伸期待を取り込み始めている。新興国・資源国を中心とした旺盛な海外需要、国内での復興需要の本格化などが追い風となり、国内外でトラックの販売台数が増加する見通しにある。

　　アナリスト筋は来期の営業利益はこれまでのピークである２００８年３月期の４５９億円を上回り、ピーク利益更新を想定している。株価の見直しがさらに進む可能性もありそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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