【銘柄診断】王将フードサービスの来期は3期ぶりの増益に、北海道進出を評価

2012年3月2日 15:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

王将フードサービス<9936>(大1)が出直りの兆しを見せ始めている。配当利回りが3.1%と高いことで、配当取りの買い物の増加が要因と思われる。

王将フードサービス<9936>(大1)が出直りの兆しを見せ始めている。配当利回りが3.1%と高いことで、配当取りの買い物の増加が要因と思われる。[写真拡大]

  王将フードサービス <9936> (大1)が出直りの兆しを見せ始めている。配当利回りが3.1%と高いことで、配当取りの買い物の増加が要因と思われる。

  今2012年3月期第3四半期累計の営業利益は70億9600万円と前年同期比8%の減益に見舞われた。既存店減収の影響に加え、食材価格の高騰、人件費や減価償却費などの増加が響いたもの。ただ、上期の営業利益は前年同期比11%減だったが、第3四半期は既存店の減収率が縮小したこともあり同1.5%減と改善傾向を強めている。

  今3月期通期の営業利益は92億1800万円と前期比4.9%減益の見通しが据え置かれている。これで2期連続の減益となるが、株価的には十分に織り込まれている。

  昨年12月に札幌工場を竣工、国内直営400店舗として北海道の薄野に店をオープン、新エリアとして北海道で積極展開の意向にあり、来2013年3月期は3期ぶりの増益転換が有力視される。来期の好転を期待した買いが戻り相場の上値を引き上げる可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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