【銘柄診断】アサヒ衛陶は業容変革買いの動きが強まる、今後は増益角度が焦点

2012年3月2日 10:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アサヒ衛陶 <5341> (大2)が着実な上昇相場を演じている。前2011年11月期決算は営業利益1億1600万円(前々期は1億2100万円の損失)と収益が様変わりに好転した。

  衛生陶器の海外委託生産体制の移管、水栓金具の海外調達、生産拠点及び物流拠点の集約による運賃コスト削減など、当期から「アサヒ衛陶 第2の創業」と位置づけた黒字化政策を進めてきたことが実を結んだ格好だ。

  業績好転を背景に金融機関への借入金返済を進め始めたことなどから、前期で継続企業の前提に関する疑義の注記が解消されたことも、株価上昇へのインパクトとなっている。

  今2012年11月期も営業利益1億2900万円と前期比10%増の順調な収益が見込まれている。昨年4月18日の116円高値は震災復興への思惑相場であったのに対し、今回は業容変革買いの流れに位置づけることができる。ただ、今の利益水準だと天井はそれほど高くないだけに、今後の収益上積み動向が焦点になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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