YouTube、鳥のさえずりを著作権の発生する音楽と判断

2012年2月27日 18:26

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 YouTubeにネイチャー系の動画を投稿したところ、バックグラウンドに流れる鳥のさえずりが「Rumblefishの著作権コンテンツ」であると判断され、投稿動画にRumblefishの広告が掲載されてしまったとする男性が、本家/.にてYouTubeのシステムに異議を唱えている(本家/.記事)。

 投稿者名eeplox氏の動画は、氏が散歩をしながら自然に生えている植物をつんでサラダを作りその場で試食するという内容になっている。背景の鳥のさえずりも自然に鳥が鳴いているものであり、あえて差し入れたものではないようだ。

 最近、パブリックドメインの音楽を使用した動画をYouTubeに投稿したところ、音楽ライセンス管理業者のRumblefishの音楽カタログにある曲を使用しているとの理由から動画を削除されてしまったとするケースが報告されているため、eeplox氏はサントラの使用を避けてきたのだそうだ。しかし今回、鳥のさえずりでさえもRumblefishの著作権コンテンツであると判断されてしまったため、氏はYouTubeに対して異議を申し立てたのだという。だがYouTubeからの回答によれば、氏の動画のバックグランドに聞こえる鳥のさえずりはRumblefishが独占的に所有する知的財産であるとのこと。

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