花粉の季節到来、薬局・ドラッグストア株を見てみた=田北知見の銘柄ウオッチ

2012年2月24日 16:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

少し暖かくなり、日照時間がやや長くなってきたなあ・・・と思っていたところ、気がついたら花粉の飛ぶ季節が到来していた。

少し暖かくなり、日照時間がやや長くなってきたなあ・・・と思っていたところ、気がついたら花粉の飛ぶ季節が到来していた。[写真拡大]

(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)

  少し暖かくなり、日照時間がやや長くなってきたなあ・・・と思っていたところ、気がついたら花粉の飛ぶ季節が到来していた。外を歩いている時、窓を開けている時、ふいに鼻がムズムズしてくしゃみが何度も出たり、鼻水が垂れそうになる。困ったものだ。私の場合、注射や薬をあまり使いたくないし、そこまでひどくはないので、投薬も通院もせず、くしゃみも鼻水も出るにまかせている。ただ、ティッシュペーパーの消費量が上がってしまう点のみが問題だ(笑)。

  出かけると、同じ立場の方々がマスクなどで完全武装(?)をしていたり、つらそうにハンカチなどで鼻と口を押さえている光景を目にする。また、以前、この時期に眼科医へ行ったことがあるが、普段より患者さんが多く、見たところ花粉症で来院している人もかなりの割合でいるようだった。そして、この時期は多くのドラッグストアで専門のコーナーが設けられ、服用薬やマスク、目薬、点鼻薬などさまざまな商品が積まれている。統計の取り方にもよるだろうが、私が見たデータでは、日本では2~4割くらいの人が花粉症の症状を持つのだそうだ。

  薬局・ドラッグストア株を見てみた。

★日本調剤 <3341> (東1)

  調剤で国内2位の日本調剤 <3341> (東1)を入れる。全国に約400の薬局等を展開している。24日終値は7円高の2535円。単位10株。PERは約9.5倍、PBRは約1.3倍となっている。チャートは今月に入ってから、業績予想の下方修正を嫌気され、2500円台前半を中心とした安値圏でモミ合っている。PERも割安水準であり、悪材料出尽くしで底値の拾い時と見る。まずは26週移動平均線であり、ひとつのフシでもある、2700円ラインまでの戻りを目指す。

★サンドラッグ <9989> (東1)

  本社が東京都府中市にあり、関東を中心にグループで東北から九州まで約490店を展開している、ドラッグストア大手のサンドラッグ <9989> (東1)を入れる。24日終値は22円安の2282円。単位100株。PERは約12.4倍、PBRは約1.7倍となっている。チャートは昨年7月1日と同26日に年初来高値2588円をつけて以降、続落トレンドとなっていた。が、今年1月19日につけた直近安値2220円と2月16日につけた2228円でダブル底を形成したと見る。まずは2400円フシまでの戻りを目指す。

  業績は順調。今期2012年3月期連結業績予想は売上高3900億円(前年比8.1%増)、営業・経常・純利益は同2ケタ増益を見込んでいる。また、『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、次期2013年3月期も増収増益との予想値が出ている。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)

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