三菱ふそう、新型「キャンター」4WD車を欧州に初投入 現地KD生産を開始

2012年2月23日 17:44

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小型トラック 新型「キャンター」4WD(欧州仕様車)(画像:三菱ふそうトラック・バス)

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 三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は23日、欧州市場に新型「キャンター」の4WDモデルを追加し、発売を開始すると発表した。生産はMFTBCのポルトガルの連結子会社「三菱ふそうトラック・ヨーロッパ(Mitsubishi Fuso Truck Europe Sociedade Europeia de Automoveis, S.A.:以下MFTE)」のトラマガル工場にて2月下旬より開始する。

 今回の「キャンター」の4WDモデル(6C18)は、欧州地域で初めて販売されるもの。車両総重量は6.5トン、最大積載量3.5~3.7トン、4P10型3リットルディーゼルエンジン(出力129kW)を搭載している。また、余裕のあるロードクリアランスを確保、不整地路、雪道等での走破性も高めている。

 MFTEでは昨年10月から新型「キャンター」の生産を開始しており、2011年の生産台数は約5,500台(旧モデルも含む)。また、1980年の生産開始からは、累計16万台以上のキャンターを欧州域内に販売している。

 なお、今後MFTEから北アフリカのモロッコへの輸出も予定しているという。

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