コンタクト店での対応から連想、サービス業で優良株を探す=田北知見の銘柄ウオッチ

2012年2月3日 17:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

私は数年前からずっと、2週間おきに使い捨てるタイプのコンタクトレンズを使っており、定期的にコンタクトレンズ店へ通っている。

私は数年前からずっと、2週間おきに使い捨てるタイプのコンタクトレンズを使っており、定期的にコンタクトレンズ店へ通っている。[写真拡大]

(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)

  私は数年前からずっと、2週間おきに使い捨てるタイプのコンタクトレンズを使っており、定期的にコンタクトレンズ店へ通っている。先般、コンタクトレンズを買いにいったところ、提携眼科医の処方・・・というか対応に少し疑問点があったので、店舗の担当者さんに内容を問い合わせてみた。窓口の人に「店長さんか責任者さんと話がしたい」と言ったところ、店長不在ということで、20代くらいの女性担当者さんが話を聞いてくださった。

  その方は私の話を丁寧に聞いてメモを取った上で、店長を通じて眼科医に確認を取ると約束してくれた。後日、再来店したところ、きちんと眼科医のレスポンスを伝えてくださり、いろいろ気遣いのある言葉を言われた。接客業だから当然といえば当然かもしれないが、きちんとした対応をしてもらい、私は「これからも安心してこのお店に来ることができる」と思ったし、「やはりサービス業は接客のよしあしで会社やお店の印象までが違ってくることがあるなあ」と、今さらながらに思ったのだった。

  サービス業セクターで優良株を探してみた。

★クックパッド <2193> (東1)

  料理レシピ専門サイト最大手のクックパッド <2193> (東1)を入れる。3日終値は17円安の1525円。単位100株。PERは約22.6倍、PBRは約6.3倍となっている。チャートは昨年10月5日につけた直近高値2023円から反落し、続落トレンドで来ていた。が、1月20日につけた直近安値1500円で底を打ったと見たい。底値圏の買い時と見て、まずは次のフシであり26週移動平均線でもある、1700円ラインまでの戻りを目指す。

  業績は好調。今期2012年4月通期業績予想は前年比2ケタ増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、会社側予想値よりも上ブレした予想値が出ており、また、次期2013年4月期も増収増益との予想値が出ている。昨年7月の第1四半期末で利益剰余金20億3300万円、有利子負債ゼロ、昨年4月の前通期末で現金等34億3900万円と、財務面も堅そうだ。筆頭株主は佐野陽光社長だが、他の大口株主には信託口なども並んでおり、こうした面からも手堅い銘柄であるとの印象を受ける。

★ディー・エヌ・エー <2432> (東1)

  モバイル向けゲームなどのサイト『モバゲー』を運営する、ディー・エヌ・エー <2432> (東1)を入れる。3日終値は143円高の2237円。単位100株。PERは約9倍、PBRは約3.7倍となっている。チャートは8月19日につけた年初来高値4330円から反落し、続落トレンドで来ていたが、1月19日に上場来安値1750円をつけて以降は反発に転じている。とくに今月に入ってからは、中国のインターネット検索最大手『百度』(バイドゥ)との業務提携やカナダでの現地法人設立発表などが材料となり、にぎわっている。まずはひとつのフシであり26週移動平均線でもある、2900円ライン上抜けが目標となりそうだ。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)

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