トヨタ、小型FRスポーツ「86」を4月6日に発売 199万円から

2012年2月2日 16:37

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86 GT オプション装着車(画像:トヨタ自動車)

86 GT オプション装着車(画像:トヨタ自動車)[写真拡大]

  • 86シンボルマーク(画像:トヨタ自動車)

 トヨタ自動車は2日、「第42回東京モーターショー2011」にプロトタイプモデルとして出展した小型FRスポーツ「86(ハチロク)」を、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じて、4月6日より発売すると発表した。価格は199万円(税込)から。あわせて、クルマ好きが自然と集い、クルマの楽しさを語り合い、専門スタッフを中心にオーナーとともにスポーツカーカルチャーを地域に根付かせる専門ショップ「AREA 86」を、86の発売にあわせて開設する。

 86は、ドライバーの感覚ひとつでいかようにも取り回せる“手(て)の内感(うちかん)”や操る楽しさを体感できる、『直感ハンドリングFR』をコンセプトに、世界初の「水平対向・D-4S」パワーユニットをフロントミッドシップに搭載。世界唯一の水平対向エンジン・超低重心(重心高460mm)FRパッケージを採用することにより、従来のスポーツカーとは別次元の走りの楽しさを追求している。

 また、新開発の水平対向・D-4Sエンジンは、最高出力200馬力(PS)を発揮するとともに、空力性能にも優れたフォルムや軽量化(車両重量1,190kg:「RC」)との相乗効果により、JC08モード走行燃費13.4km/Lを実現している。

 なお、グレード体系は、標準グレード「G」に加えて、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、17インチ専用アルミホイール、本革巻きステアリングホイール・シフトレバーノブ・パーキングブレーキレバーおよびスポーツアルミペダルなどを標準装備する上級グレード「GT」、「GT」の装備に加え、本革×アルカンターラのシート表皮(運転席・助手席シートヒーター付)、リヤスポイラーなどを装備する「GT“Limited”」、レース競技などのベース車として最適なカスタマイズグレード「RC」をラインアップ。ボディカラーは、艶やかな官能美を一段と引き立たせる7色、インテリアカラーはブラックとレッドの2色を設定した。

 86は、内外装ドレスアップパーツやチューニングパーツを豊富に設定(販売店装着)。“自分だけの1台を楽しみながら育てる”というAE86のスピリットを継承し、スポーツカーの楽しみ方を提案することにより、「お客様とともに進化する」スポーツカーを目指す。

 なお、86の発売にあわせ、全国の取り扱い販売店に「AREA 86」(283店舗)を設置し、専門スタッフがクルマ好きの顧客に満足してもらえる対応・サービスを提供する。「AREA 86」は、「スポーツカー好きが集う大人のたまり場」をショップコンセプトに、86の試乗車と展示車を設置するほか、スポーツカー関連情報などを発信し、クルマの楽しさが溢れるショップをめざす。

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