ガジェットにはまって育った女の子は社会性に難あり?

2012年2月1日 17:50

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記事提供元:スラド

capra 曰く、 子供の頃にYouTubeやFacebookなどのサイト閲覧やテレビの視聴、そしてテキストメッセージングなど様々なガジェットを行ったり来たりして過ごした女児は社会生活上の問題を抱える傾向があるという調査結果が発表された(CNN本家/.)。

 8~12歳の時期に複数のデジタル端末を使い、オンラインコミュニケーションや動画視聴のマルチタスキングに興じて過ごした女児は、正常な社会性が最も発達しない層であることが明らかになったとのこと。

 友人や家族と日々話す機会を持つ女の子たちには問題は少なかったとのことで、デジタル時代特有とも言えるこの問題に対抗するには、やはり人と面と向かって交流するしかないそうだ。ちなみにFaceTimeやSkype等のビデオチャットの最中には、人は他の何かとマルチタスクする傾向があることが分かっており「面と向かった対話」の代用とはならないとのこと。

 この調査は雑誌「Discovery Girls」が米国の8~12歳の女児を対象に行ったもので、戻ってきた回答数は3,461人分であったとのこと。調査に携わったスタンフォード大学のClifford Nass教授によると、この調査結果は男児にも当てはまると考えられるとのことだが、男児の場合は「社会的発達には(女児と異なり)大きな幅があり、より長い期間をかけて発達するため、その情緒的発達を分析することが難しい」とのことである。

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