【読者と一問一答】『2月相場はどう動くか』?

2012年1月31日 18:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■当面の高値となる可能性の高い月。手を空かして彼岸底に備える

  【問い】 1月相場が早くも終わりました。「月足」チャートから、2月相場はどのような展開が予想されますか。

  【答え】 1月の日経平均月足は3ヶ月ぶりの陽線となりました。ただ、長いヒゲではないのですが、「上ヒゲ」と「下ヒゲ」を同時につけています。気迷い感を内包した相場といえるでしょう。

  1月が陽線だった勢いを受けて、「2月」の上旬は高くなりそうです。とくに、NYダウが上伸となれば日経平均は9000円台乗せを実現すると思われます。

  しかし、2月相場は基本的には強気にはなれません。2月が高値となっているケースが目立ちます。2007年2月には日経平均は1万8300円の高値をつけ、2008年10月の6994円まで下げています。昨年(2011年)も2月に1万0891円の高値をつけ11月の8135円まで下げています。

  昔から、「節分天井」ともいわれるように、もともと2月は相場の分岐点として敬遠されています。もっとも、仮に、2月がピークになったからといいて、常に大きく下げるということではありません。小天井だけで済むケースも多いのです。2007年の時はリーマンショック、昨年は東日本大震災という大きい出来事が発生したため下げが大きくなりました。

  今回も、よほどの大きい材料が出ない限り、2月中に小天井をつけたとしても3月の「彼岸底」に向かうパターンだと思われます。2月中に日経平均が9000円台に乗せるような場面があれば手持ち株は少なくして3月の被害底に備える作戦がよいでしょう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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