ロシアの天文学者曰く「金星に生命の兆し有り」

2012年1月26日 11:00

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記事提供元:スラド

 capra 曰く、

 ロシア科学アカデミーの宇宙科学研究所の天文学者 Leonid Ksanfomaliti 氏は「金星に生命の兆し有り」との見解を発表したそうだ (Yahoo! News の記事本家 /. 記事より) 。

 1982 年に探査機から撮影された写真を分析したところ、「円盤」や「黒いフラップ」、そして「サソリ」のように見える物体が写っていたとのこと。Solar System Research に掲載された記事で同氏は「金星には生命が存在しないという常識を一度忘れることにしたなら、写真に写っている物体の形態学的特徴から生命があると言っていいだろう」と書いている。ただし複数の視点から撮影された写真において、これらの物体が「出現し、変動し、そして消えていっている」ことも注記しているとのこと。

 なお、金星の大きさは地球とおおよそ同じであるが、大気は主に二酸化炭素から成っている。大気圧は地球の約 92 倍、火山だらけの地表には水はなく、表面温度は平均 463 ℃程である。また金星における水の存在については、一時期は液体として金星を覆っていたとの説もあるが、少なくとも 20 億年間は海は存在していないというのが現在の科学的合意とのことだ。

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