マツダ、新世代ディーゼルエンジンを搭載した「CX-5」を生産開始

2012年1月26日 10:52

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「マツダ CX-5」(画像:マツダ)

「マツダ CX-5」(画像:マツダ)[写真拡大]

  • 「SKYACTIV-D 2.2」(画像:マツダ)

 マツダは26日、本日、同社宇品工場で、新世代スーパークリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2(スカイアクティブ ディー 2.2)」を搭載した「マツダ CX-5」(海外仕様車)の生産を開始したと発表した。

 「CX-5」は、パワートレイン、ボディ、足回りのすべてにSKYACTIV技術を展開し、新デザインテーマ「魂動(こどう)」も反映した新世代商品群の第1弾。今春より、日本や欧州などで同車種を発売する予定。

 「SKYACTIV-D 2.2」は、世界で初めて尿素SCRやリーンNOxトラップ触媒などの高価なNOx後処理装置を使用せずに、日本のポスト新長期規制や欧州のEuro6などの排出ガス規制に適合できるスーパークリーンディーゼルエンジン。

 同エンジンは、燃料噴射や排気バルブの開閉方法の工夫などにより、冷間時に始動性や燃焼安定性が低下するという低圧縮比型エンジンの問題点を解決し、自動車用量産ディーゼルエンジンとして世界一低い圧縮比(14.0)を実現した。これらの技術革新により理想の燃焼を追求することで、優れた排出ガス性能だけでなく、高い燃費性能や4.0L V8ガソリンエンジン並みのトルクも両立している。

 マツダは、エコカーの新時代を切り開く「SKYACTIV-D」を搭載した「マツダ CX-5」で、「走る歓び」と「優れた環境性能」を両立した新しい選択肢を提供していく。

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