トヨタ、次世代PHV「NS4」を発表 北米国際自動車ショーで

2012年1月11日 14:04

印刷

次世代4ドアコンセプトカー「NS4」(画像:トヨタ自動車)

次世代4ドアコンセプトカー「NS4」(画像:トヨタ自動車)[写真拡大]

 トヨタ自動車は11日、米国デトロイトで開催されている2012年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)に、先進の技術をエモーショナルなデザインに込めた次世代4ドアコンセプトカーでプラグインハイブリッド車(PHV)の「NS4」を出展したと発表した。

 「NS4」は、エコカーが当然のように普及していると考えられる2015年頃を想定し、環境性能はもとより、先進の安全技術と「ヒトとクルマと社会がつながる」技術を搭載し、デザインや動力性能、質感などを高次元で実現したコンセプトカー。

 「NS4」は、トヨタのハイブリッドカーのアイコンであるトライアングルシルエットをモチーフに、低重心スタンスの感性に訴えるエモーショナルなデザインを実現。また、細幅Aピラーの採用により、衝突安全性能を確保しながら視界を向上。同時に、流麗なプロポーションと空力や乗降性なども高い次元で実現している。

 2015年頃のトップレベル燃費とスポーティーな走りを両立した次世代PHVで、高UVカット・熱反射ガラスやシースルーソーラーパネル・プレ空調など、車室内空間の熱マネージメントにより、常時快適空間の提供と低燃費を実現しているのも特長。

 さらに、ポップアップフード、アダプティブ ドライビングビーム、衝突回避支援プリクラッシュ セイフティシステム(PCS)などの先進技術を採用。加えて、3台のリアビューカメラを搭載し、画像をインパネ中央部にパノラマ表示することでより広い後方視界を確保しつつ、視線の移動も最少化できる。

 「ヒトとクルマと社会がつながる」機能では、“FUN & EASY”をコンセプトに、インパネ中央部に配置した2画面ディスプレイによる革新的なHMI(Human Machine Interface)を採用して画面の操作性と視認性を向上させ、簡単で楽しい直感操作を実現している。

関連記事