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独フォルクスワーゲン、年間販売台数800万台超えを初めて達成
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は9日、2011年におけるVWグループの販売台数が前年実績を大幅に上回り、通年で初めて800万台を突破し、合計で前年比14.3%増の816万台(2010年:714万台)だったと発表した。
「2011年における世界の乗用車販売市場は成長しているものの、その伸びは5.1%にとどまった。その結果、欧州最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは、世界でのマーケットシェアを拡大することができた」と同社はコメントしている。また、VWグループ各ブランドの12月の実績も好調であり、前年同月比19.1%増の65万台(2010年:54万5,600台)を販売した。
VWグループは、2011年にアジア市場で非常に好調なセールスを記録している。アジア・太平洋地域では、前年比19.8%増となる256万台(前年214万台)の車両を販売。最大の単一市場である中国では、前年比17.2%増となる225万台(前年192万台)の車両を販売している。さらに、インドでの販売は倍増し、VWグループは、11万1,600台(前年5万3,300台、前年比109.3%増)の車両を納車した。
「フォルクスワーゲン グループの全ブランドが、不安定な市場での困難な状況下にもかかわらず販売実績を伸ばした。このすばらしい結果は、チームが一丸となって達成したものである」と、VWグループの営業担当取締役クリスティアン・クリングラー氏は述べている。また、「しかしながら、この先には、容易ならぬ状況が待ち構えている。2012年、欧州市場におけるリスクは拡大するだろう。このような状況でも、フォルクスワーゲン グループは、予想される困難を克服するために足場を固め、十分な備えを持って、世界の市場での主導的な役割を果たしていく」 とコメントしている。
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