【銘柄診断】リアルコムは思惑買いに急騰だが、今後は業績の実績作りを見守る

2011年12月27日 10:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  リアルコム <3856> は11月22日の年初来安値815円から一気の急騰相場に進み、12月1日には2万5100円と株価3倍増を果たした。未定とされていた今2012年6月期の業績について営業利益が3000万円(前期7700万円の損失)の黒字転換の見通しが明らかになり、それが思惑買いを誘った格好。

  建機販売会社WWBを11月末に子会社とし、今後はソーラー発電システムの販売に注力する方針で、のれん代の発生により債務超過が解消する見通しだ。ただ、合併により主要株主と企業実態が変わるため、「実質的存続性の喪失」の猶予期間入りとなり、3年内に新規上場に準じた審査が必要となる。

  そのため12月1日の相場は25100円の寄り付きが高値で、後は急速に値を消し引けは1万8150円で終わり、以後12月2日からは投げが先行する流れとなり急速に値を下げる展開。業績はまだ回復への思惑を買った段階で、実際のところはこれからの事業展開しだいだ。戻れば売りが出てくる局面と思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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