【銘柄診断】JVCケンウッドは独自相場への転換を伺う、指標は割安が顕著

2011年12月16日 14:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  JVCケンウッド <6632> は1月14日の年初来高値545円からほぼ一貫した整理商状にあったが、10月5日の249円で底をうち、現在はそれに対応する2番底探りの局面。

  大震災、タイの洪水など外部環境は揺れ動いたが、欧米向け市販分野の安定した収益を基盤に国内向け市販分野とOEM分野が好調に推移している。

  また、収益性の高い業務用無線機器分野も安定した成長を持続している。そのため、今2012年3月期の営業利益は従来の135億円から140億円(前期129億5600万円)へ上方修正された。この中にはタイの洪水による影響額20億円のマイナスが含まれており、合併による収益強化の効果が着実に現れつつある。

  それだけにここへきての株価軟化は自動車株の低迷に影響を受けた要素が強く、今後は同社の独自相場への転換が期待されるところ。PERはわずか6倍台に過ぎないし、PBRも0.8倍台と割安感が強い水準だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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