【銘柄診断】三井物産は原油相場出直りが支援、訂正高のポテンシャルは大きい

2011年12月13日 06:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  三井物産 <8031> は10月4日の1005円をボトムに出直り相場に転じてきた。国際原油相場がちょうど10月4日に下降トレンドから上昇相場に転換しており、原油価格の相場好転を映した株価の戻りと思われる。

  エネルギー価格の上昇を背景に今2012年3月期の9月中間決算では純利益は2272億6100万円と前年同期比24%増を達成した。原油などエネルギー価格が一時期の低迷脱出に転じてきたほか、石炭、鉄鉱石などの資源価格も高水準をキープする見込みにあり、今3月期通期の純利益も4300億円と前期比40%の増益を確保できる見込みだ。

  今のところ資源・エネルギー価格の動向により業績が振れる状態にあり、それが株価の低い評価につながっている。しかし、積極的な投融資を行い資源関連の持分権益量が着実に増加、今後は収益が安定的な伸びを見せていく可能性が強い。

  そのほか世界的な人口増などを背景とする食料需給のタイト化への対応など、総合商社の機能の重要性が一段と高まる方向にある。訂正高のポテンシャルは大きい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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