三菱自動車、米国向け「i-MiEV」の納車を開始 初号車はサンフランシスコ市

2011年12月9日 15:21

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シティ・カーシェア社の『i-MiEV』(画像:三菱自動車)

シティ・カーシェア社の『i-MiEV』(画像:三菱自動車)[写真拡大]

 三菱自動車は9日、同社の米国における製造・販売会社であるミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク(本社所在地:カリフォルニア州サイプレス)が、新世代電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』の米国向け車両の納車を、12月8日(現地時間)から開始したと発表した。

 初号車はサンフランシスコ市に本拠を置くカーシェアリング会社シティ・カーシェア社に納車され、同日これを記念して、サンフランシスコ市のシティホールプラザで納車式典が執り行われた。

 米国向け『i-MiEV』は、環境意識の高い企業や団体からの受注が多く、今回最初の納車先となったシティ・カーシェア社は、カーシェアリング業を通じ、サンフランシスコ市、バークレー市、オークランド市のベイエリアの環境改善に取り組んでいるNPO団体。カリフォルニア州の中でも環境意識の高いサンフランシスコ市を中心に『i-MiEV』は使用される。

 米国向け『i-MiEV』は、カリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州、ハワイ州で販売を開始し、今後、東海岸、イリノイ州に販売地域を拡大する。米国市場での電気自動車需要の高まりを受け、当初の計画を半年ほど早め、2012年夏までに全米に展開する計画。

 なお、米国向け『i-MiEV』の車名は『Mitsubishi i』となる。

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