グリーンピース、仏原発に侵入

2011年12月7日 19:15

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 国際環境保護団体グリーンピースは5 日、仏ノジャン・シュール・セーヌ原発に同団体の活動家らが侵入したことを発表した(AFPBB NewsNHKニュース本家/.)。

 侵入に成功したのは9人。原子炉が格納されている建物の屋上に登り、「安全な原発は存在しない」と書かれた横断幕を掲げたとのことだが、原発施設への被害はないとのこと。侵入目的は横断幕の文言通り「安全な原発は存在しない」ことを示すためだったという。

 今回侵入した活動員は駆けつけた憲兵隊に拘束され、現在警察による取り調べを受けている。また、同団体は仏国内の他の原発や研究施設3カ所への侵入を試みたそうだが、どれも失敗に終わっているとのこと。

 福島第一原発の事故を受け、EUでは原子力発電所の安全性を評価するストレステストを実施する方針がとられているが、原発の安全性は設備の強度だけでないことを改めて浮き彫りにする一件なのではないだろうか。

 ただし毎日新聞によると、フランス電力公社は「監視システムで侵入を把握、追尾をしていたが、あえて取り押さえなかった」と発表したそうだ。

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