【銘柄診断】ボルテージは今期増益率低く見切り売りが優先、底値探りの動きへ

2011年11月29日 19:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ボルテージ <3639> は29日、44円高の969円と3日続伸した。株価は3月8日の年初来高値2850円からほぼ一貫した下げ基調で、直近は858円まで売り込まれている。既に高値から7割の下げで、値ごろ感が出てもいい水準なのだが、まだ見切売りがはっきり止まった動きではなく、なお底値探りの展開が続く可能性もある。

  今2012年6月期のスタートとなる第1四半期は営業利益が5100万円と前年同期比60.5%の大幅ダウンとなったことが背景。ゲーム関連株は成長性を手掛かりに株価が形成されており、そうした中での減益は失望売りを誘う結果になってしまっているようだ。

  そうした状況を打開するため、今後は「恋人ゲーム」シリーズ及び「恋も!仕事も!」シリーズに経営資源を集中し、コンテンツの高付加価値化に努めるとともに、従来のキャリア公式サイト市場から、ソーシャルアプリ市場、スマートフォン向け市場、及び海外市場へと、収益源の多様化を図る方針。

  顧客ターゲットについては、当期から、従来の「13才から34才の女性」を「19才から44才の女性」へと改め、特に30才前後の女性を中核層とする方針。ただ、それでも今6月期の営業利益8億円、前期比4.4%増の数字では株価を押し上げる迫力には欠ける。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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