【銘柄診断】IGポートは第1四半期好調だが、先行き不透明で見送り機運強い

2011年11月29日 17:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  IGポート <3791> は29日500円高の3万4600円と続伸した。これまでの株価は4月21日に5万5000円の震災後の高値を示現、そこから一呼吸入れて7月7日には5万4700円まで買い直された。ただ、結局3月10日の年初来高値更新に至らなかったため、その後は利食い人気が先行し調整局面に突入。動きの鈍さから処分売りが出始め、株価も下げを鮮明にしていた。

  今2012年5月期の第1四半期決算は営業利益が1億2900万円(前年同期は1億円の損失)と素晴らしいものであった。特に売上げは前年同期比57.5%もの増収を記録した。映像制作事業では劇場用アニメーション「劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!」「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ」など。テレビ用アニメーションでは「BLOOD-C」「うさぎドロップ」等が売上げを伸ばし、大幅な増収の原動力になった。

  しかし、会社側では11月中間決算の営業利益が1700万円(前年同期7400万円)、5月通期の営業利益が9200万円(前期比26.1%減)と、第1四半期をピークに業績が低下する見通しを明らかにした。先行き見通し難の状況では押し目買いを呼びにくいようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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