【銘柄診断】みずほフィナンシャルグループが100円割れ、利回りは6.1%

2011年11月21日 19:05

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  みずほフィナンシャルグループ <8411> がついに100円の大台を割り込んできた。2003年4月には58円という安値もあるが、当時は存在自体が懸念されていた時期。それと比べると今回の100円割れはやや違和感がある。

  今2012年3月期の純利益が4600億円と前期比11.3%増が見込まれ、計画中のみずほコーポーレート銀行とみずほ銀行の合併で3000人を削減、両行の合併によるコスト削減や営業力の強化により、1000億円の統合効果を見込むなど今後の見通しは明るい。

  欧州の財務問題を受け欧州の銀行に対する懸念が強まり、その余波が及んでいることが今回の下げの要因と思われる。ただ、欧州の金融機関の弱体化は日本のメガバンクにとっては海外飛躍のチャンスにもなる。

  配当利回り6.1%、PBR0.6倍と株価は余りにも割安。それでも買いが入ってこないということは相場の地合いの弱さを象徴する現象と言えそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
オリンパスは朝方に続き大引けもストップ高(2011/11/21)
シャープは投信の買い期待と信用売りの買い戻しなどで戻り高値(2011/11/21)
ソフトバンクは「日本一」だが「連動売り」妨害し一進一退(2011/11/21)
【銘柄診断】新日本理化は仕手介入の思惑相場、兼松日産など手掛けたK筋介入との見方(2011/11/21)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事